ヴィジュアル系のファン『バンギャル』って何?ようこそ陰鬱な女の園へ
こんにちは、こんばんは。
ひら子です。、
私は昔中二病を発症した関係でヴィジュアル系バンドにハマっていました。
今も好きではありますが、平常心を取り戻しましたw
ヴィジュアル系のイメージって、数年前のゴールデンボンバーやシドなどの台頭により少し変わってきたんじゃないかなと思います。
その一方でファンである『バンギャル』(バンギャ・ギャなどと略すこともある)はあまりメディアに登場することがなく、今だにゴスロリやパンクな服に身を包み、暗くて怖い。
そんなイメージが残っている気がします。
しかし実際にはそんなことはありません。
声を大にしてアピールはしませんが、そこら辺に普通に溶け込んでいると思います。
今回はそんなバンギャルの特徴と、そんなにヤバイ人達だらけではないってことをアピールしたいと思います。
この記事の目次
バンギャル取り扱い注意
バンギャルは怖くない!と言ったそばからこう言うのは矛盾しているようですが、
取扱注意です。
これは間違いありません。
ヴィジュアル系と言うと派手なメイクや衣装のバンドマンが思い浮かぶと思いますが、危険度でいうとバンギャルの方がずっと上です。
もちろんこれは全員ではないですし、大体の人はそんな事ないですよと言いたいのがこの記事の趣旨です。
まずヴィジュアル系のファンというのはほとんどが女性で、私の体感では男女比1:9くらいなんじゃないかと思います。
1000人のライブ会場に10人男性がいるかいないかくらいの計算ですね。
潜在的にはもっといるはずなのですが、ライブ会場では本当に見ない。
四方八方女だらけです。
女ばかりで、しかもみんな同じバンドが好き。
誰だって近くで見れたら嬉しいし、一瞬でも目が合おうものなら脳内補完により1分ほど見つめられた設定になります(個人差あり)。
そしてお気に入りのバンドが少しでも長く存続できるようにせっせとお布施し、
時にはファンというよりはもはや信者に近い存在となるのです。
そんな強い感情によって作り出された嫉妬、羨望、欺瞞…様々な感情うごめく魑魅魍魎の世界。
そのような狂った女の園で起こることと言えば…
言わずもがな。
しょうもない小競り合いです。
厄介なことにその小競り合いは陰湿で粘着性のある叩きとして発展し、バンドに通えないほど追い詰められてしまうこともあるのです。
この小競り合いにだけは絶対に巻き込まれてはいけません。
非常に危険です。
バンギャルの愛は重い
バンギャルという特殊な名前が付いていますが、要はヴィジュアル系オタクです。
オタクの愛はどのジャンルであっても深くて暑苦しいものと相場が決まっているのです。
バンギャルの愛は忠誠心や信仰心となり、バンドにとっては良い客となりえます。
しかしその重さゆえににコントロールを失い、暴走してしまうこともあるのです。
愛の重さによる弊害の一つとして、ガチ恋と言う現象が挙げられます。
ガチ恋とはその名の通り、ファンとしての好きを通り越して恋愛対象としての好きになってしまう現象です。
大半のガチ恋たちは大人しく通いながら密かに夢見る程度で害はないのですが、中には嫉妬に狂い暴走を始める者が現れます。
そしてこの暴走が前章で述べたような小競り合いに発展。
まるで麻薬中毒者のように、抜け出せないバンギャルネット炎上ループに陥るのです。
こうなってしまったら最後。
敵が息絶えるまで何度でも矢を放つしかありません。
このように愛が深いのも考えものです。
とはいえ、それだけエネルギーに満ち溢れているとも言えます。
生粋のバンギャルとなるとフットワークの軽さと体力が尋常ではないので、どんなにポエミーでメンヘラなことを呟こうが案外この人達生命力に満ち溢れているなと思っていましたw
バンギャルはメンヘラ?
メンヘラとは精神的に不安定な人のことを言います。
あまりいい呼び方ではありませんが。
ヴィジュアル系の曲は色々なタイプがあるとは言え、他のジャンルに比べるとネガティブな言葉や攻撃的な言葉が多いです。
それを好き好んで聴いているバンギャルは精神的に不安定だと思われても仕方がありません。
私ももちろんポジティブで明るいタイプの人間ではありません。
かと言ってヴィジュアル系のネガティブな歌詞に共感するかと言われるとそうではなくて、面白いなぁという感覚に近いです。
何しろ生粋の中二病のため、何だか闇を感じる不穏な言葉をカッコよく感じてしまうのですw
これはもうメンヘラとかそういうのじゃありません。
私の中の何らかの遺伝子が中二な言葉に反応しているのです。もはや生理現象なのです。
またそれ以外にも純粋に曲が好きだとか、ヴィジュアル系独特のライブのノリが好きだとか、特定のバンドを好きになったらたまたまヴィジュアル系だったとか、決して病みに病んでいる人ばかりではありません。
とはいえ、やはり精神的に弱っている人が多いというのは否定できません。
人より少し繊細だったり、日常の中に居場所がなくバンドに精神的に依存してしまうこともあります。
手首が傷だらけの子だっていました。
でもそういうのって人それぞれ事情があってそうなっているのであって、ヴィジュアル系を好きだからそうなっているわけではありません。
むしろ発散できる場があるからこそ、そういった弱っている人もなんとか立っていられるんじゃないかなと思います。
私は幸いにも鬱病などの精神疾患にかかったことはないですが、そんな私から見でも「心の弱い人」に対する世間の目って厳しいなあと感じるくらいですから。
このように、ヴィジュアル系が好きだから精神的に不安定ってことはありません。
ただ、高確率で中二病ではあると思いますw
意外と親切
ここまでバンギャルの特徴を述べてきました。
書けば書くほどヤバい奴らにしか思えなくなってきましたが、そろそろ弁解しておきたいと思います。
バンギャルは見た目は派手で怖そうに見えるのですが、ライブ会場に行くと意外なほど感じがいい人が多いです。
ぶつかったらちゃんと謝ってくれますし、場所を譲り合ったり、困っていたら助けてくれたりします。
文字にすると当たり前のことのように思いますが、普通に街を歩いている時の方が嫌な思いをすることが多いくらいです。
基本的にはみんな好きなバンドのライブを楽しみに来ているので、それをぶち壊すようなことはしません。
さらに暗黙の了解的なルールも多数あるので、自然と周りに気を使うスキルが身につくのです。
その暗黙の了解がまた厄介なのですが…
たまに我を忘れて暴走してしまうバンギャルも現れますが、周りが注意するか、あまりにも酷い場合は諸先輩方に陰湿な粛清を受けてしまいます。
マナーのなっていないバンギャルは自然浄化されるというシステムですw
バンギャルの風紀取り締まりは厳しいのです。恐ろしいですね。
まぁ、私情を挟むことむあるんですけどね…
まとめ
以上がバンギャルの簡単な紹介でした。
もっといいことを書こうと思っていたのですが、事実を書いていたらこんなことになってしまいました。
とりあえず一番主張したいのは、これは全てのバンギャルに当てはまるわけではないですよ!ってことです。
一応フォローを入れておくと、
時に素晴らしい黒歴史を打ち立てるバンギャルを目撃することがありますが、私はそんなバンギャルに愛しさを感じることすらあります。
人の目より自分のこの気持ちを伝えたい!この溢れる想いを!というストレートな感情表現を見ると、周りの目ばかり気にするようになってしまった今の自分が馬鹿らしくもなります。
もし周りにバンギャルがいたら、ぜひとも偏見を持たずに接していただきたいです。
おわり