いじられキャラは得をする!女社会に順応できないコミュ障はいじられキャラになろう

コミュ障アピール

コミュ障ほどいじられろ!

私は何度か完全に閉ざされた女の世界で過ごしたことがあります。
学校、職場、趣味の場で…女同士だからこそ楽なこともあれば、辛いこともあります。

女の世界は自分に合わない人たちに囲まれるとまさに地獄。
逆にちょうどいい環境に身を置くととても居心地がよく平和な生活を送ることができます。

自然体でいけるならそれが一番ですが、どうしても女社会に馴染めない、けれどここにいなくてはいけない理由がある、
という場合は自分をそこに順応させるしかありません。

女社会でたくましく生き抜くには基本的にコミュ力がものをいいますが、そのような正攻法ができない人は「いじられキャラになる」というのはどうでしょうか。

私はコミュ障でかなりの自分勝手ですが、この役に徹することでのらりくらりとそれなりの女社会生活を送ることができたと自負していますw
 いじられキャラは基本的にかなりおいしいポジションであり、これを利用しない手はありません。

メリットがあればもちろんデメリットもあります。
女社会で生き抜いてきた私が感じたことを語っていきたいと思います。

そもそもどんな人にいじられキャラがおススメなのか

  • 学生時代はいじめられていた
  • いつも人から変だと指摘される

このような人には特にオススメです。
いじめられるということは異質だということ。
異質な事はいじられるべきものです。
卑屈にならず笑顔で前を向けば、あなたの個性を活かしてくれるいじり役に出会えるはずです。

ナチュラルに変な発言や行動をしてしまう人も一度いじられ役になればすべて周りが笑いに変えてくれます。
こちらも何がおかしいんだ!と憤慨せずにああ、今のはちょっとおかしかったんだなと参考程度に受け止めましょう。

私はそうやって社会に順応してきましたw
順応なんてクソ食らえだ!というかたはそのままでいいと思います。
別にそれが悪いというわけではありません。

いじられキャラになるメリット

いろいろな人が話しかけてくれる

集団の中にいじられキャラがいると、基本的にグループの垣根を越えていじられます。
大学時代はその特性を生かし、基本的には単独行動で勝手に動き、どこかのグループに用事があればいじられながら入っていくということができました。

いわばカーストホッパー。

自由なのに寂しくないという最高の方法です。

女性からの攻撃対象から自動的に外される

基本的に痛烈ないじめを受けたり攻撃されたりするのは

  • 暗くてなにを考えているかわからない
  • 圧倒的に能力や容姿が劣る
  • 性格が悪い、感じ悪い
  • 逆に圧倒的に能力や容姿に優れていて妬まれる

などの場合です。
女同士の場合は容姿だけでいじめられることは少ないような気がしますが。

 注目すべきは4の妬みの対象です。
つまり自分にとって脅威だと思ったものを攻撃してしまいます。
彼氏を略奪されるなどの苦い経験を持つ人からすると、もう遺伝子レベルで危険を察知する可能性がありますw

 その点において、いじられ役はまずその嫉妬の対象に入る事はありません。

自らの行動をネタにし、親しみやすさを与える事で相手に敵ではないと認識させます
また女社会でうまく立ち回れても、いじられキャラは一般的な男ウケは期待できないため、他の女性の脅威にはならないのです。

 例をあげるならAKBの指原莉乃。
彼女が初めて総選挙で1位になった時を覚えているでしょうか。
前田敦子が卒業し、大島優子一強かと思われたその選挙で、彼女は堂々1位に輝きました。
驚きだったのがその時の大島優子の反応です。
前田敦子との一騎打ちではあれほど鬼気迫る表情であったにもかかわらず、
笑顔。なんかもう気の抜けた笑顔。
指原にだけは負けたくなかったと言いながらも笑顔。
自分の地位をぶん取った相手に笑顔。
前回までは前田敦子とバッチバチの静かなるバトルを繰り広げていたにもかかわらず。

これってすごくないですか?
あんなに厳しい世界の中でも嫉妬心をいだかせないのは(実際には多少の嫉妬はあるでしょうが)指原莉乃がアイドルらしからぬキャラクター性を持っていたからです。
票数では負けてしまいましたが、アイドルとしては自分の方が優れていると自信があるから。
自分とはキャラクター性が違いすぎるから敵ではないんです。

ここで私は思いました。
指原莉乃…恐ろしい子…
と。

この指原莉乃ほどの圧倒的キャラクター性は無理だとしても、これは私たち女の世界でも活用できる事案です。
アイドル界はいわば女の世界の縮図。

この指原莉乃を目指していれば、女社会をうまく渡り歩く事ができると確信しています。

多少の変な言動は許容される

中学や高校の時は、なんとなく周りと違う言動をしてしまって馬鹿にされたり陰口をたたかれることがありました。(特に男子から)
一度も話した事もないような、こちらが認識していないような男子にまで嫌われていた事もありますw
どれだけ嫌われ力が高かったのでしょうかw

今ではちゃんと周りに合わせる能力が身についたのでこういう事はないのですが、逆に男性が優しいと勘ぐってしまうんですよね。
本当は裏で私の事を馬鹿にしているんじゃないか、って。
その頃のトラウマで女性ばかりの環境を好むようになってしまったのかもしれません。

話が逸れましたが、とにかく集団からはみだしたものは疎まれます。
しかしはみ出しても許されるものが2種類いるのです。

まずははみ出すどころか大気圏突破してる人たち。
この人たちは羨望の目すら集めてしまう天才です。
天才であれば多少空気が読めなくても許されるという風潮すらあるのです。
まあ一般人が目指すのは無理ですよね。

そしてもう一つが
そう、いじられキャラです!
いじられキャであれば多少の異常な行動にもいじり役が嬉々としてツッコんでくれます。
ラッキースケベならぬラッキーいじりです。
うまくいけば、わざとウケ狙いでやっていると勝手に解釈してくれる可能性もあります。
こんなおいしい役柄他にあるでしょうか。

いじられキャラになるデメリット

以上いじられキャラになるメリットを挙げていきましたが、メリットがあればでもリットももちろんあります。

真剣な話をしたり怒っても本気にされにくい

もし仮に私がSNSで「もぅマヂ無理。 彼氏とゎかれた。 リスカしょ・・・」とつぶやいたとしても、爆笑されるに違いありません。 

そういえば、数年前に「わたしを離さないで」というドラマがありました。
なかなかセンセーショナルな内容なので友人にそのドラマの話をしようとしたのですが、私がそのドラマの題名を言った瞬間友人は爆笑しました。

どうやら私が絶対に言いそうにない言葉だったのでいじらずにはいられなかったそうです。
えぇ…www 

なんということでしょうか。
ドラマのタイトルを言っただけでこの惨状です。 

このような状況で真面目な話などできましょうか。
私は重度の中二病のため、こういう物語を見ると色々と考えてしまうのです。
もし自分が主人公だったら…と考えると怖くて昼寝ができません! 

というか、まじで離してほしくないときにはどうすれば良いのでしょうか。

崖から落ちそうな絶体絶命のデッサン人形

ぜ っ た い 離 さ な い で ね

こういう時にうっかりポエミーなことを言ったらいじられる可能性があるので、不用意に崖っぷちに近づかないように気をつけましょう。

いじりのない会話が圧倒的につまらない

いじられ役は会話を自らコントロールする能力が低いため、あまり仲の良くない人と会話をする時は注意が必要です。

誰もが突っ込みたいわけでもないですし、落ち着いた会話が必要な場面もあります。
勢いに任せたコミュニケーションだけでなく、ちゃんとした意思疎通をする努力を日頃からしていかなければなりません。

コミュ障の3大天気への文句

ひら子の3大天気への文句

私の場合は「私が私が!」と喋ってしまったりふざけてしまったりするので、意識的に相手に話してもらうように気をつけています。

そこそこ大人になってからやっと会話ができるようになったなと感じている程度なのですが。

恋愛対象にされにくい

まずいじられキャラというものは基本的にあまりいい格好をみせることができません。
たとえば合コンの場で。
いつも周りに大量のツッコミどころを提供しているいじられキャラが突然女子力全開になるなど、そう簡単にはできません。
いじられ歴が長ければ長いほど、女を出す事に恥ずかしさを覚えるのです。

また、周囲に違和感を抱かせることにもなってしまいます。

先程のドラマのタイトル事件も、いじられキャラである私がいかにも女を感じさせるような言葉を吐いたので違和感バリバリだったのでしょう。

解決策としては『ギャップを狙う』といったところでしょうか。
女を出すのが恥ずかしいのならば、いいところやかっこいいところを見せれば良いのです。
あなたが得意な事、真剣に向き合える事は何ですか?

いつもは頼りなさげないじられキャラがしっかり頼れるところを見せればそれは立派なギャップになり、好意的に受け止めてくれる場合があるでしょう。

もしくはいつもいるコミュニティーとは離れたところで恋愛するか、ですね。
その時はいじられキャラはほどほどにして、『親しみやすくていい子』くらいの位置付けを狙いましょう。

本来いじられ役の魅力はその親しみやすさのはずです。

いらないサービス精神は封印するのです…!特に自虐ネタは程々に。
向こうは別にこちらにギャグ線(死語?)の高さなど求めていません。

まあ、それが難しいんですけどねw 

さらにいじられキャラの高みを目指すために

しかしいじられておけば何でも良いという事ではありません。
心ないいじりと執拗ないじりに遭遇して心が折れる事もあるでしょう。

そこで黙ってニコニコしているだけでは、ちょっと可哀想なやつになってしまいます。
いじられキャラはそのような哀愁を漂わせてはいけないのです。
さらに最悪なのがガチギレ。
いじられキャラ失格です。
そうなってしまえばもう二度と元の美味しいいじられポジションには戻れません。

 そうならないためにも、定期的にいじり役をこちらからいじり返すという変化球を投げておく必要があります。

いじられキャラの逆襲

ドゥンドゥン ドゥドゥンドゥン(重低音)

このように時には全力で煽り返しましょう。
毎回やる必要はありません。

これにより、ただ一方的にいじられるだけでなく対等な立場でいることができます。

いじりいじられる際のマナー

以上、一見難しいように見えますが、一番のポイントは
愛想良くする事です。

また、重度のコミュ障の方にできるかどうか…は正直言ってわかりません。
私はコミュ障とはいえ人間自体は嫌いではないですし、仲良くできるものならしたいと思っています。

それにいじられるということ自体に嫌悪感を抱く人もいるでしょう。
私も自分の基準で良かれと思って他人を軽くいじってキレられたことがあります。

いじりといじめは紙一重とよく言います。

自分が不快に思うならいじられないほうがいいですし、
相手をいじるのはもっと大変で、相手が不快に思わないレベルを見極める高度なコミュ力が必要となります。

私は自分の馬鹿な言動で周りが軽く笑ってくれるならいいのですが、それが嫌だと感じる人も一定数いるようです。
一緒にいて楽なのはこの許容量が同じくらいの人なんですけどね。

いじられるとはいえ基本はコミュニケーション。

お互いに楽しい時間を過ごせるといいですね。